いい歯医者の作り方

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いい歯医者とはどんな歯医者かはこの記事で書いた。

では、いい歯医者とはどうやって作っていくのだろうか?

年商1億円の歯科医院開業という名のブログではあるが、魂を売ったような歯医者で年商1億円の歯科医院など到底目指していない。

いい歯医者でかつ、年商1億円を目指したい。

それでは、どうやっていい歯医者を作っていけばいいのか。

 

いい歯医者とそうでない歯医者の違いを理解すること

まず第一に、いい歯医者とそうでない歯医者の違いを理解しないと、いい歯医者を作ることはできない。

いい歯医者になるためには、残った利益を先生自身のスキルのための学習や新しい技術を使うための設備、また患者さんやスタッフさんのための設備などに還元しているかどうかだと個人的には考えていて、まずそれが必要だということを開業前から肝に銘じておく必要がある。

またその先生自身の知識や技術、経験を遺憾なく発揮できる必要がある。苦手なのを無理してする必要はないと思う。出来ないのであれば無理せずに、しっかりできる先生の元へ紹介することも患者さんにとっては非常に大事だと思う。

 

自分のしたい治療の内容とニーズがある程度でも一致した場所を選ぶこと

自分の自信のある治療を遺憾なく発揮することができるかどうかは、開業する場所は変わってくるように思う。また、先生の考える歯科医院像が、本当にその場所のニーズに合っているかをしっかり考えることが大事である。

例えば、情緒あふれる下町でインプラントや審美を行うことはニーズがないわけではないかもしれないが、どちらかというと、義歯や訪問歯科の方がニーズがありそうだとか、都会の駅近では、逆に義歯や訪問歯科よりもインプラントや審美に方がニーズがありそうだとか、住宅街であれば小児歯科に力を入れた方が良そうだとか、その場所場所にあったニーズというものを考えないといけない。

つまり、自分のしたい治療があるとするならば、その治療のニーズが高そうな場所に開業すべきである。逆に場所が決まっているのであれば、その場所で高そうなニーズに合わせた治療の知識や技術、経験を養う必要があるだろう。

ハイブランドのお店は下町にはないし、ファミレスや低価格なスーパーは都心部には少ないのと同じである。

その場所に多いニーズと自分が自信を持って提供したい歯科診療の内容が一致すれば、比較的人気が出てくるはずである。

 

歯科医院へのニーズにしっかりと応えるための投資や努力をすること

場所場所にあったニーズにしっかりと応えることが大事である。そのために必要な治療について精通する必要がある。

小児が多いのであれば、小児の扱いについて精通していないといけないし、小児が多いということは親御さんがご一緒される可能性が高いので、スペースが広めの方がいいかなとか、キッズスペースがあった方がいいよねとかが考えられる。

逆に高齢の方が多いのであれば、、義歯や摂食・嚥下に強い方がいいとか、全身疾患についてのことへの理解や、お薬の飲み合わせに強い方がいいとか、バリアフリーがいいよねとかも考えられるだろう。

 

患者さんFIRSTで考えること

患者さんが何を求めて歯科医院に来られているかをしっかりと考えること。

短時間でなるべく多くの患者さんを見るということで満足してもらえるニーズがあるのであれば、それはそれでいいだろうし、時間が多少かかってもクオリティの高い治療を希望されるような環境であればそれを第一に考えていかないといけない。

なので、全てのニーズに応えようとすると、医院全体の方針が決まらなくなってしまうので、全てのニーズに応えることは最初から難しいと考えておいた方がいいだろう。ただ、その場所場所にあったニーズを考えつつ、そのニーズにしっかりと応えることが大事であろう。

兎にも角にも、患者さんの主訴に応えるということがまず非常に大事である。

話はまずそこからである。

たまに耳にする話で、歯が痛いと言って歯医者に行ったのにその日は歯石とりをされて治療してもらえなかったという。

その内容を聞いて、歯科医師としてその指示をした先生の気持ちはわからなくもないし、そうせざるを得なかったのかもしれないというのは痛いほどわかるが、これでは患者さんのニーズに応えたことにはならない。

その結果、その歯科医院を離れ、当院に来院されて愚痴をこぼしておられるのだから。

もちろん歯石が原因で歯の痛みに直結したのなら、歯石とりは正解であるが、それであれば患者さんがそれを理解していない以上、無意味である。説明が足りなかったのかもしれない。

まずは患者さんの主訴に対してのニーズを満たしてあげることが大事である。

 

患者さんだけでなく、スタッフさんへの配慮も怠らないこと

患者さんFIRSTであることには何の疑いもないとは思うし、そのための投資や努力は大変重要である。

ただ、向けるべきは患者さんだけでなく、スタッフさんへの配慮も非常に大切である。

年商1億円の歯科医院にしていくには、自分一人の力だけでは到底達成が難しい。

歯科衛生士さんや、歯科技工士さん、歯科助手さん、受付さんなどの力も非常に大切である。

 

常に真摯な態度で謙虚に向き合うこと

年商1億円の歯科医院にしていくには、歯科治療においては、知識や技術のアップグレード、とにかく新しいものを学んで患者さんへ還元していくことが重要であるし、院内のシステムにおいては日々変わり続ける新しいシステムや働き方などに関しても柔軟に取り入れて還元していくことが重要である。

そのためには常に真摯で謙虚に向き合う姿勢は非常に大事で、現状の歯科治療のスキルに満足してステップアップしなかったり、スタッフのことを下に見たり、雑に扱ったりすることでは、決していい歯医者を作り上げることはできない。

簡単そうなことにも思えるが、意外とこれができていない先生も少なくなく、このご時世でも苛立つとスタッフさんに当たったりする先生も多い。

いい歯医者を作るには、大学で学ぶ歯科医学のことだけでは不十分すぎるのである。

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