年商1億円の歯科医院を開業するなら都心部か、地方か?

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年商1億円の歯科医院を開業しようと思った際に、都心部がいいのか?地方がいいのか?

都心部で開業するのと、地方で開業するのとでは大きな違いがある。

固定費も違うし、患者層も全く違う。それはすなわちニーズの違いとも言える。

 

都心部で年商1億円の歯科医院を開業するには

都心部で年商1億円の歯科医院を開業するには、まず都心部での特徴について詳しく知っていく必要がある。どんな特徴があるのであろうか?

 

都心部の特徴

まずメリットとデメリットについて挙げていく。

メリット

  • 人の流れが多い
  • スタッフを雇用しやすい
  • 広告の効果が出やすい
  • 自費診療の割合が高い
  • 年齢層が限られている

 

デメリット

  • 広い診療スペースが取りにくい
  • 競合歯科医院が多い
  • 固定費が高い
  • リピート率が地方よりも下がりがち

それぞれ深掘りしていく。

 

都心部でのメリット

 

人の流れが多い

地方と比較して都心部は人の流れが多い故に、歯科医院に来られる患者さんの数も多くなるだろう。

また地方と比較してオーラルケアについて、意識が高い人が多い。

地方と比較すると都心部の方が子供でも虫歯の子供が少ない。

地方と都心部での住んでる方の収入の違いも大きく関わっているのかもしれない。

歯の健康は後回しにされがちで、金銭的な余裕もないとそこにお金を割かないという人も少なくない。

 

スタッフを雇用しやすい

人の流れが多いということは、患者さんだけでなく勤務してくれるかもしれない人の数も多いということである。歯科衛生士さんは特に数が少なく需要過多でありもはや取り合い状態であるが、少しでも人の数が多い場所の方が歯科衛生士学校も多いし、求人募集しても来てもらいやすい。

 

広告の効果が出やすい

広告効果もなかなか高く出やすく、ネットで広告を打てばそれなりに結果が得られやすい。

やはり検索する人の数も多いからだろう。

ただ、地方よりも広告宣伝費は都心部の方が高くなる。リスティング広告なども地方と比べるとキーワードの単価は高くなる。

例えば、『銀座 インプラント』の方が『那覇 インプラント』よりも高くなる。

ただ、みてくれる人の数が多いため、効果は出やすいのかもしれない。

 

自費診療の割合が高い

先ほど書いたように、都心部の方が地方に比べて収入が多い。

厚生労働省の調査の結果は以下のとおり。

引用:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/08.pdf

都道府県別の賃金をみると、全国計(306.2千円)よりも賃金が高かったのは4都府県(東京

都、神奈川県、愛知県、大阪府)となっており、最も高かったのは、東京都(380.4千円)となっ ている。

そのため、金銭的な余裕もあることや、オーラルケアに対する意識も高い方が多く、セラミックやホワイトニングのような審美的な自費診療や、インプラントや矯正などの高度な治療を希望される方も必然的に増えるため、地方と比較して自費率が高くなりやすい。

 

年齢層が限られている

年齢層が限られているというのは、よくないようにも聞こえがちだがそうではないと個人的には考えている。

あれやこれやに手を出すよりは、年齢層が限られていてニーズを絞りやすいからである。

また都心部の方が会社や職場が多く社会人が多いこと、また収入が高い方も比較的多いため自費率の向上も期待できる。

 

都心部でのデメリット

 

広い診療スペースが取りにくい

都心部のデメリットとして家賃が高い。歯科医院を経営するにあたって、都心部だと土地から購入して始めるのはハードルが高い。そのため、賃貸物件を借りることになると思うが、家賃(固定費)はできるだけなるべく低く抑えたいところである。

しかし、都心部は家賃が高いため、その点はデメリットとなるだろう。

視認性の高い1階の物件は間違いなく坪単価は高くなる。空中階は家賃は安くなるかもしれないが、視認性が劣ることもありその分広告宣伝費に費用を割く必要が出るだろう。

 

競合歯科医院が多い

地方と比較してみても、都心部の方が歯科医院も多く競合が多くなる。

いくら人の流れが多くて、絶対的な患者さんの数も多いとしてもそれに比例して競合が多くなることはデメリットと言えるだろう。競合に負けないような特徴や特色を出す必要があるだろう。

 

固定費が高い

先ほど書いたように、家賃(固定費)が地方に比べると都心部では高くなる。

また家賃以外でも、人件費も都会の方が高くなる。

地方で開業するのと比べると、都心部での開業は固定費が高くなりがちなのである。

 

リピート率が地方よりも下がりがち

都心部では働きに出てこられている方も多く、転勤したり、職場が変わることで継続してこれなくなる方も少なくない。

そのため継続して治療したり経過を見ていくことができなくなる場合もある。

それに対して、地方はあまり人は入れ替わるということはなくはないが、都心部と比較すると少ないように思う。

 

これらの都心部での特徴を踏まえて

これらの特徴を踏まえて都心部で年商1億円の歯科医院を経営するには何が必要だろうか?

 

  • 人の流れも多く、しっかり集患できれば多くの方に来ていただけるため、その人数を診れるだけのスピード感を持って治療できる知識、技術、経験が必要。
  • 患者層は、勤務されていたりする方が多いため、その方達のニーズに応えることが必要。
  • 自費率も期待できるし、オーラルケアに注力される方も見受けられやすいので、そのニーズに応えるための技術や知識、経験が必要。
  • 家賃や人件費などの固定費は高くなりがちだが、上記をしっかり満たせるための設備や診療スペースの確保は必要。

 

これらのことを満たしていければ、都心部で年商1億円の歯科医院を開業することは可能となるだろう。

固定費が高いことや競合が多いなどのデメリットはあるものの、患者さんの層としてはいい場合もあるので、患者さんの求めていることにしっかりと応えることが何より重要である。

例えば都心部の患者さんは働いている方がほとんどなので、会社の休憩時間や合間を縫って治療に来られる方も少なくないため、そういった方々は限られた時間で、少しでも治療を進めてくれることを希望している場合が多い。そんな中でも営業や接客業の方の場合は審美性も保った治療を希望されることもあり、自費診療につながりやすい。

時間もスピーディーさを意識しつつ、丁寧な診療をすることが求められる。

それと反対に地方ではどんな特徴があるのかをみていきたい。

 

地方で年商1億円の歯科医院を開業するには

地方で年商1億円の歯科医院を開業するには、まず地方での特徴について詳しく知っていく必要がある。どんな特徴があるのであろうか?基本的には都心部の反対になると考えて良い。

地方の特徴

都心部の時と同じように、地方の特徴についてメリットとデメリットについて考えてみたい。

メリット

  • 広い診療スペースが取りやすい
  • 固定費が低い
  • 競合歯科医院が少ない
  • リピート率が都心部よりも高い

 

デメリット

  • 人の流れが少ない
  • 広告の効果が出にくい
  • スタッフの雇用問題
  • 自費診療の割合が低い
  • 年齢層が広い

それぞれ深掘りしていく。

地方でのメリット

 

広い診療スペースが取りやすい

まず家賃が都心部に比べて低くなるため、同じ金額を家賃として出せば、都心部よりも広いスペースを確保できる。そのためユニットをたくさん配置することが可能となる。

 

固定費が低い

家賃が安いということに加え、人件費も地方の方が安くなるため固定費が都心部よりも安くなる。

 

競合歯科医院が少ない

都心部と違い競合となる歯科医院が少なくなる。都心部にはコンビニが多く、地方部にはコンビニが少ないのと同じである。

 

リピート率が都心部よりも高い

引越しによって転居する人の割合は都心部よりも少なく感じる。そのため治療中断の割合が少なく、地方の方が家族世帯や高齢世帯が多いためリピート率は高くなるように感じる。

 

地方でのデメリット

 

人の流れが少ない

都心部と比較して人の流れが少ないため、絶対的な患者さんの数が少なくなりがちである。

 

広告の効果が出にくい

人の数が少ないということは、同じように広告を打っても来院される数は少なくなりがちである。

 

スタッフの雇用問題

人の数が少ないこと、歯科衛生士学校も少なくなるため、歯科衛生士さんが来てくれる数が少なくなりがちである。

 

自費診療の割合が少ない

都心部よりも収入が少なくなりがちのため、自費診療の割合は少なくなりがちである。

また年齢的にも子供やお年寄りの割合が多くなるため、その点でも自費診療を行なっていくにはテクニックが必要になるかもしれない。

 

年齢層が広い

子供からお年寄りまで幅広い年齢層の方がこられることが予想されるため、その年齢層に合わせた歯科医院を経営する必要がある。ニーズの幅が広いため、幅広いニーズに合わせた医院設計が必要となる。

 

スタイルの違いのよって場所を決める

上記の特徴の違いなどを踏まえて、都心部か地方かで開業を考える場合、明らかにどちらがいいとかはなくて、開業スタイルや自分のしたい治療の内容によって変わるだろう。

矯正やホワイトニング、セラミックなどの審美にまつわるような診療は都心部での方がニーズが多いだろうし、小児歯科や高齢者歯科などは地方でのニーズが多いだろう。

それらのニーズをしっかり満たすような診療ができるのであれば、都心部でも地方でも年商1億円の歯科医院を開業することは可能だろう。

 

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