開業11年の振り返りシリーズです。今回は開業5〜6年目、ちょうどコロナが流行り始めた頃の振り返りと反省です。
数字的には大きな影響を受けることなく、ちゃんと対策をしておけば特に問題なかったかなって印象の頃でした。そんな中でも色々と振り返ると見えてくることはたくさんありますね。
学生アルバイトの採用からの就職
歯科衛生士学校の学生がアルバイトに来てくれ、そこから正社員に就職してくれました。
学生さんという新しい存在は今までとはまた違った雰囲気を出してくれました。
チェアも少し増えて余裕が出てきた頃で、人員の増加のタイミングで衛生士学校の学生さんのバイトが来てくれたことはありがたかったです。
人件費の点でも学生アルバイトは安く、また何より正社員の採用につなげることもできます。
学生アルバイト側としても、医院の雰囲気ややり方などを確認してから判断できるのでお互いのイメージの違いが起きにくいと思います。
なんだかんだとスタッフ問題
この頃は結構スタッフにいろんなことを任せていて、性善説に基づきすぎたというか任せすぎていました。
結果的に、知らないところでいろんなトラブルが出ていたり、院長の前ではちゃんとしているのに裏ではまさか!ってことになっていたりと外からのトラブルというよりは、中からのトラブルに悩まされていたように記憶しています。
仲がいいと思っていたスタッフはそうでもなかったり、しっかり報告していると思っていたらそうでもなかったり・・・
片方の言っていることを信じて、もう片方に注意したらそんなつもりで言ってないです!って逆に怒られたり・・・
開業して歯科医院の院長っていうのは、診療だけでなくて、スタッフ問題もしっかり対応できるようなことが必要なんだなと痛感していた頃で、向いてないんだなぁとわかり始めていた頃かと思います。
マネタイズを考えずに入れてしまった機器
売り上げも安定してきたこともあり、チェアも増設し元々5台の設計だったところを、図面を考え直し7台まで拡張した頃かと思います。
現在はスタッフルームを別のフロアに移動したのですが、元々は同じフロアにありました。
そのためチェアを置けるスペースは限られていたのですが、それでもなんとか7台まで置くことができました。
そしてこれ以上チェアは入らないなぁとなると別の機械が気になり始めました。
・セレック
・マイクロ
・iTero
です。
今となってはiTero以外はほぼ活躍しておらず、マネタイズも考えていませんでした。
セレックに関して
セレックでセラミックを作成したら、技工料も下げられるし、即日修復もできるしいいことだらけじゃね?
ってことで買いました。
セレックではいろんなブロックを使うことができますし、e.maxのブロックもあるのですがe.maxの場合は焼成が必要となるため、専用のファーネスも購入しました(高い!)。
また、受付にセレックのミリングマシンを設置して、削り出す様子が見られるようにしたりもしました。
結果的には、物珍しさに興味を引く人はいれど、ミリング時の音が大きく好評とは言えませんでした。
そして、2026年現在のCEREC Primemillはどうかわかりませんが、当時は適合や色調という意味では流石に技工士さんの手作りのセラミックには及びませんでした。(もちろんセレック治療を極めた先生であれば、同じようなレベルのセレックでの作成も可能かもしれませんが、セレックをパッと買ってできるレベルではないように思います。)
e.maxに関しては、焼成前にステイニングなどもしないといけないため、結局自分の時間が取られるということもあったりしますので、忙しい先生にとってはなかなか面倒くさいものになる可能性もあります(代わりにやってくれるスタッフがいればいいのかもしれませんが)。
ちなみにセレックはのちに売却しました笑。
マイクロスコープに関して
・大臼歯の根管充填
・根管内異物除去
・歯根端切除手術
において加算はあるものの、なかなか使用に至っていません。
また、特にマイクロは術者の手技も必要になるため、ずっと拡大鏡を使っている私としては買ってみたもののなかなか馴染むことができず、今では高級オブジェになってしまっています。
iTero
これに関しては、インビザラインだけでなく、ワイヤー矯正の術前診断におけるシミュレーションやAll-on-6の術前診断(インプラントのガイドシステム)などに利用できているため、今でも結構使用しています。
当時は今ほど矯正治療を多く行っていなかったため、出番は少なかったのですが今となっては買って良かったと思えるものです。
まとめ
この頃の振り返りと反省をするなら、やはりマネタイズも考えずに大型機械を購入したことですね。セレックに関しては売却したものの、200万ほどにしかならなかったですし、マイクロスコープは今でも天井に吊ってあり、頭をぶつけないように避けないといけない障害物に成り下がってしまっています。
コロナ融資で低い金利で借りられたものの、そのお金をあまり使わない機器に回すのではなく、手元資金として残しておくべきだったと思います。

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