新卒歯科衛生士を初めて採用して分かったこと|一人前まで半年、院長が準備すべきこと

振り返りと反省

初めての新卒DH採用

開業してから、求人で募集していたのはとにかく既卒のDHでした。

新卒というと、知識面や技術面を歯科医院側で補ってあげる必要があり、どうしても指導し始めるまでに時間がかかります。

私のクリニックでは、新卒で採用した場合、実際に患者さんを最初から最後まで見てもらえるようになるまでは、簡単な症例に限った場合であっても半年はかかるイメージです。

実際には新卒で入社して、2週間見学ののちに、じゃあやってみてね!っていう歯科医院もあるようですが・・・

また、新卒のDHを教育するため、既存DHの仕事量が増えることになります。

新卒DHの知識や技術に関して

衛生士学校では、基礎的な知識(歯式や歯周病の基本など)はしっかり学んできますが、実際の患者さんへの対応や臨床の判断は、現場で経験を積んで初めて身につくものです。

院長が「即戦力」を期待してしまうと、お互いにとって不幸になります。最初から「半年かけて育てる」と決めて、教育の計画を立てておくことが大切だと感じました。

 

スタッフのモチベーションとの向き合い方

これはかなり大事です。

働く理由は人それぞれで、仕事を人生の中心に置く人もいれば、プライベートとの両立を大切にする人もいます。

院長と同じ熱量を全員に求めるのではなく、それぞれの働き方に合った役割を用意することが、長く働いてもらうコツだと今は思います。

 

年齢差(ジェネレーションギャップ)

これは開業する年齢にもよりますが、10歳も年齢が離れているスタッフとはまるで価値観や考え方が違うように感じることも少なくありません。年齢が離れれば離れるほどその傾向は顕著になる気がします。

いろんな物事に対する認識や考え方の違いは、指摘の仕方や注意の仕方でも現れます。

自分たちが受けてきたような教育を同じように行うのは基本的にNGです。

勤務の先生の存在

また、この頃は勤務医の先生が就職してくれて、歯科医師の教育というものがいかに大変かということも思い知った頃であります。

やはりみんな、自分自身の経験がベースとなって物事を考えていくために、自分自身の考え方ややり方を理解して欲しかったり、共有して欲しいと思いがちです。

しかしながら、なかなか自分と同じモチベーションではなかったり、根本的な考え方の違いであったりというところで、指導の壁にぶつかった時期でもあります。

元々開業当初から、診療に対するストレスはあまりありませんでしたが、勤務医の先生のミスしたケースやそれに対する指導など、またDHには今ほど目を向けることができなかったため、なかなかそちらへの対応もできていなかったように思います。

男性の先生も女性の先生もいて、それぞれの先生の考え方や感じ方の違い、同じように伝えてもなかなか理解に違いがあったりと苦労したことを思い出します。

もちろん、メリットもありある程度勤務医の先生に任せることができるなと感じたタイミングで、今までなかった自分の休みというのを確保できるようになったのはありがたかったです。

それまでは(そして今では)、休みを獲得しようと思ったら、クリニック自体を休みにするか、誰かに代わりにいてもらうしかないからです。(休むためにお金を支払う必要がある)

勤務医については

https://itioku-shika-kaigyou.com/歯科医院で勤務医を雇っても利益が出にくい理由/

まとめ

新卒の歯科衛生士は、一人前になるまで半年ほどかかり、その間は既存スタッフの負担も増えます。

それでも、最初から育てる前提で計画を立てれば、医院の考え方を一から共有できる大切な仲間になります。

大切なのは、即戦力を期待しないこと、自分が受けてきた教育をそのまま押し付けないこと、そして一人ひとりの働き方に合った役割を用意することだと感じています。

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